事前に知っておきたい!フクホーより審査が甘い業者は何処だ!
フクホーは、ブラックでも借りられたという口コミの多い、中堅の消費者金融です。代表的な審査に通りやすい消費者金融ですが、属性によっては、もっと通りやすい金融機関もあります。フクホーよりも審査に通りやすい消費者金融をさがしてみました。(参考ページはこちら→フクホーに良くある噂と口コミ)
(⇒融資の審査基準ってどうなってるの?)
フクホーはこんな消費者金融
まずは、フクホーがどんな消費者金融なのか、ご紹介することにします。
フクホーは老舗消費者金融
フクホー株式会社の設立は1970年で、ちょうど、太陽の塔がシンボルの万国博覧会が大阪で開催された年です。創業半世紀に近い老舗消費者金融で、安心感は高いといえます。
2006年から2010年にかけて貸金業法が改正施行され、消費者金融の数は10分の1程度に激減しました。危うかったり体力が不充分だったりする金融業者は淘汰されたわけです。もちろん、フクホーはこれをクリアしています。
フクホーはヤミ金ではない
フクホーの口コミをみていると、「フクホーはヤミ金だ」とするものがみつかりました。ちょっと気になるところです。一応、確認してみました。先に結論をいえば、フクホーは決してヤミ金などではありません。(参考ページはこちら→本物の闇金ってどんなの?)
フクホーのサイトには、ページ下のフッターの部分や会社概要のページに、登録番号が記載されています。この登録番号というのは、公式な貸金業の登録番号で、貸金業の登録の無い業者がヤミ金です。ヤミ金であれば、嘘の登録番号を記載する場合もあります。
貸金業の登録番号のチェックは、金融庁のホームページで行うことができます。『登録貸金業者情報検索入力ページ』に、登録番号を入力するだけです。入力項目は他にもありますが、登録番号だけでも検索できます。
『登録貸金業者情報検索入力ページ』に、フクホーの登録番号を入力して出てきた情報(電話番号、本店住所、代表者名、商号など)は、フクホーのサイトの情報と一致し、フクホーがヤミ金などではないことが確認できます。
『登録貸金業者情報検索入力ページ』は、金融庁のホーム(http://www.fsa.go.jp/)から、各種情報検索サービス(EDINET等)を選択して、更に登録貸金業者情報検索入力ページを選択することで行き着きます。
ただ、金融庁のホームからたどるのは、少しわかりづらいので、グーグルやヤフー検索で、直接『登録貸金業者情報検索入力ページ』を探したほうが簡単かもしれません。
全角文字で登録番号を入力してしまうと、正当な番号であったとしても、「検索の結果該当するデータは見つかりませんでした」と表示されますので、キチンと登録された金融業者をヤミ金と勘違いしてしまうことになります。
『登録貸金業者情報検索入力ページ』への登録番号入力は、必ず、半角数字で行ってください。もし、該当データが見つからないと表示された場合には、改めて、入力が全角で行なわれていないかチェックしてください。
『登録貸金業者情報検索入力ページ』は、金融庁が正式に公開しているツールですから、全角半角の自動置き換えくらいはやってくれていても良さそうなものだ、と思うのですが、何か他に、できない理由があるのかもしれません。
フクホーの名を騙るヤミ金サイトが存在するようです。ヤミ金自身のサイトに、無断でフクホーの商号や登録番号を表示して、電話番号だけを変え、その電話番号に誘導します。
そういったヤミ金のサイトにひっかかって、そのサイトの電話番号にかけてしまえば、フクホーに電話したつもりでいても、実際につながる先はヤミ金ということになるわけです。
そういったヤミ金も、『登録貸金業者情報検索入力ページ』を利用すれば、簡単にチェックできます。
フクホーはブラックにも対応
フクホーの口コミには、「ブラックなのに貸してくれた」とか「自己破産で免責を受けたことがあっても借りることができた」といったものが目立ちます。
中には、実際にはブラックではないのにブラックだと思い込んでいる人がそう書き込んでいる、と思われるケースも有りましたが、本当にブラックでも借りられたというケースも有るようです。
金融事故の記録には、保存期間が定められていて、たとえば消費者金融の指定信用情報機関である日本信用情報機構では、5年となっています。消費者金融での金融事故の記録は、5年経てば削除されるわけです。
6年前に自己破産で免責を受けた人は、自身を金融ブラックだと思っているかもしれませんが、実際には金融ブラックではありません。時間が経てば、やり直しが許されているわけです。
ちなみに、金融事故の保存期間は、クレジット会社の指定信用情報機関であるシーアイシーでは、日本信用情報機構と同じ5年ですが、全国銀行個人信用情報センターでは10年になっています。
口コミの中には、「最近フクホーの審査も少し厳しくなった」というものもあり、気になるところではありますが、もう、ブラックには貸さなくなったという意味ではなさそうです。
銀行や大手消費者金融では、金融事故の記録がみつかれば、問答無用で否決ですが、フクホーでは審査に通る可能性があります。
フクホーには総量規制が適用
フクホーはキチンと貸金業の登録がなされた消費者金融ですので、貸金業法を遵守します。貸金業法の中の総量規制が適用され、以下の例外を除き、年収の3分の1を超える貸付が制限されます。
- 個人事業者に対する貸付け
- 配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付け
- 顧客に一方的有利となる借換え
- 緊急の医療費の貸付け
- 預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでのつなぎ資金に係る貸付け
- 社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金の貸付け
フクホーには、『賃金業法に基づく借換えローン』という商品があり、これは、総量規制の例外となる『顧客に一方的有利となる借換え』として、年収の3分の1を超える借入を可能にしたものです。
『個人事業者に対する貸付け』や『配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付け』の例外に対応する貸付は行っていないようです。個人事業主や会社役員、無職の人には貸付していません。
金利と審査の通りやすさ
フクホーの金利は、次の表の通りです。
貸付金額 | 金利 |
---|---|
5万円~10万円未満 | 7.30%~20.00% |
10万円~100万円未満 | 7.30%~18.00% |
100万円~200万円 | 7.30%~15.00% |
中小消費者金融としては、普通の金利ですが、銀行や大手消費者金融にくらべると、高い金利といえます。しかし、金利が高い分、審査基準は低くなっています。
金融機関 | 金利 | 審査 |
---|---|---|
銀行など | 最も低い | 通りにくい |
大手消費者金融 | 低い | 通りやすい |
中小消費者金融 | 高い | 非常に通りやすい |
口コミ情報などから判断する限り、フクホーは、審査に通りやすいといわれる中小消費者金融の中でも、特に審査に通りやすい消費者金融といえます。
フクホーの審査
フクホーの審査は、銀行や大手消費者金融のように、標準化され半ば機械的に行なわれる、というわけではなさそうです。
銀行や大手消費者金融の審査
銀行や大手消費者金融の審査は、通常、属性をスコアリングして行なわれます。たとえば、勤務年数であれば、1年未満は0点で、2年未満15点、5年未満20点、8年未満27点、といったような具合に点数付けされます。
すべての属性で点数付けされ、それの合計点が高いほど、借入可能額が大きくなります。借入可能額がマイナスであれば、審査否決ですし、借入可能額が申込者の希望借入額に足りなければ、申込者に減額を申し入れることになります。
もちろん、スコアリングの前に、金融事故の記録や総量規制の制限チェックが行なわれ、その時点で否決が決まる場合もあります。大手の場合、金融事故の記録が見つかれば即否決です。総量規制にひっかかる場合も、もちろん否決となります。
銀行や大手消費者金融の審査は高度に標準化されているので、審査が高速にできるというメリットがでてきます。また、それほど豊富な経験が無い担当者でも審査が可能となり、担当者の増減もしやすくなります。
でも、もちろん、デメリットもあります。申込者の泥臭い事情が審査で考慮されにくいというデメリットです。
ちなみに、クレジットカードの審査でも同様のスコアリングシステムが取られます。と言うよりも、クレジットカードのスコアリングシステムの方が歴史は長く、キャッシングのスコアリングシステムは、クレジットカードを参考にしたものといえます。
フクホーの審査
フクホーの審査はスコアリングで行なわれているとは思えません。もし、スコアリングしているとしても、補助的に利用されているといったところでしょう。フクホーの審査は、良い意味でもっと泥臭く、アナログ的なものと考えられます。
フクホーは、審査基準を低くして、貸付可能ギリギリの境界線の申込者にも貸付できるようにしています。この境界線を見極めるのは、スコアリングシステムだけでは、なかなかできるものではありません。どうしても人間臭い判断が必要になります。
スコアリングシステムで審査できれば、高速審査もできますが、そうでなければ、審査にはある程度の時間がかかります。フクホーの口コミからみると、フクホーの一次審査には標準で1日から2日程度の時間がかかるようです。
フクホーの総量規制への対応は、大手消費者金融と変わりないと考えられます。申込受付時に、信用情報機関に照会して他社残高を確認し、総量規制の制限にひっかからないかをチェックして問題なければ、一次審査に入っていきます。
また、フクホーでは、自営業者、会社役員、無職の人への貸付は行いません。これはフクホーのサイト上にも明示されています。それらに該当する場合は、一次審査に入ることなく否決となります。
審査が甘いところ
「審査が甘い」というと、いい加減な審査をしていることのように捉えられることがありますが、決してそうとばかりはいえません。フクホーの場合は、貸付可能ギリギリの境界線を丁寧にさぐることで、結果的に審査が甘いといわれる状態になっています。
フクホーだけではなく、そういった消費者金融は他にもあります。ここでは、そういった消費者金融をいくつかご紹介します。どちらの審査がより甘いかというと、一概にはいえませんが、場合によっては、フクホーよりも審査の甘い消費者金融となります。
株式会社アルコシステム
アルコシステムは、フクホーと同じように、ブラックでも借りられたという口コミ情報の多い消費者金融です。アルコシステムのサイトをみてみると、ちょっと素人くさい作りなので不安になるのですが、キチンと貸金業登録されている消費者金融です。
金融庁の『登録貸金業者情報検索入力ページ』に、アルコシステムのサイトにある登録番号を入力すると、アルコシステムの情報がちゃんと表示され、電話番号や本店住所、商号などがサイト上の情報と一致します。
アルコシステムのサイトにある登録番号をコピー&ペーストで、『登録貸金業者情報検索入力ページ』に入力すると、情報が表示されず、不安になってしまいますが、これは全角文字になっているためです。半角で入力すれば、キチンと表示されます。
アルコシステムは、ヤミ金ではありませんし、廃業もしていないことがわかります。もちろん、指定信用情報機関である日本信用情報機構にも加盟しています。
株式会社関東信販
関東信販も、ブラックでも借りられたという口コミの多い消費者金融です。株式会社関東信販の設立は平成元年ですが、関東信販としての創業は昭和58年で、フクホーほどではありませんが、かなり老舗の消費者金融といえます。
金融庁の『登録貸金業者情報検索入力ページ』に、関東信販のサイトにある登録番号を入力すると、関東信販の情報が表示され、電話番号や本店住所、商号などがサイト上の情報と一致します。
関東信販は、埼玉県に本拠をおき全国展開する会社ですが、他にも同名の金融業者が存在するようです。利用の際には、本店住所の確認などして注意したほうが良いかもしれません。
株式会社クレオは利用不可
クレオも、ブラックでも借りられたという口コミの多い業者で、「クレオで否決なら他のどこでも否決される」といった情報などもありましたが、既に廃業しているようです。口コミ情報は、かなり古いものでも残ってしまっているので注意が必要です。
クレオのサイトは今でも存在しますが、サイトのコピーライトの日付も2010年と古いものになっています。恐らく、2006年から2010年にかけて改正貸金業法が段階的に施行される過程で、廃業したものと思われます。
金融庁の『登録貸金業者情報検索入力ページ』に、クレオのサイトにある登録番号を入力しても、「検索の結果該当するデータは見つかりませんでした」となり、情報は表示されません。クレオという商号で検索しても同様です。
自営業主の場合
自営業主の場合であれば、フクホーよりも審査の甘い業者というのは、かなり沢山あるということになります。そもそも、フクホーは自営業主に対する貸出を行っていませんから、審査の通りやすさ以前の問題です。
少し意外な感じもしますが、自営業主の場合、フクホーに申込むよりも、アコムやアイフルなど大手消費者金融に申し込んだほうが、審査に通りやすいといえます。
一般に、自営業主は、収入の安定性が低いということで、審査には通りにくいのですが、アコムやアイフルであれば、少なくとも、即否決ということにはなりません。フクホーは自営業主への貸付を行いませんので、それよりは、借入できる可能性があります。
アコムは、『ビジネスサポートカードローン』という商品を個人事業主専用のサービスとして用意しています。最高融資可能額は300万円で、総量規制の例外である『個人事業者に対する貸付け』にあたりますから、年収の3分の1を超える借入も可能です。
アイフルは、『事業サポートプラン』という商品を個人事業主向けに用意しています。これは、法人の事業主でも利用でき、最高融資可能額は、個人事業主で250万円、法人の事業主で300万円となっています。
自営業主向けローン | 融資可能額 | 金利 |
---|---|---|
アコム(ビジネスサポートカードローン) | 99万円 | 12~18% |
アコム(ビジネスサポートカードローン) | 300万円 | 12~15% |
アイフル(事業サポートプラン/個人) | 250万円 | 12.775~18% |
アイフル(事業サポートプラン/法人) | 300万円 | 12.775~18% |
専業主婦(夫)の場合
無収入の専業主婦(夫)の場合も、フクホーは貸出を行いませんので、実質的に、他の配偶者貸付に対応する金融機関の審査の方が甘いということになります。もちろん、専業主婦(夫)でも収入がある場合には、フクホーの方が審査に通りやすいです。
無収入の専業主婦(夫)の場合、消費者金融からの借入は難しそうです。配偶者貸付に対応する消費者金融は稀です。アコム、プロミス、モビット、シンキ、アイフルといった大手消費者金融では、軒並み配偶者貸付不可となっています。
クレディセゾンやオリコといった信販系のカードローンでも配偶者貸付には対応していません。配偶者貸付は総量規制の例外となるので、法的には無収入の専業主婦(夫)への貸付が可能ですが、手続きが面倒になることもあり、なかなか対応してくれません。
無収入の専業主婦(夫)が利用できるキャッシングは、銀行のカードローンということになります。一般には、消費者にとって、銀行は最も審査の厳しい金融機関ですが、無収入の専業主婦(夫)にとっては、最も審査に通りやすい金融機関です。
配偶者貸付対応金融機関 | 融資可能額 |
---|---|
三菱東京UFJ銀行 | 30万円 |
みずほ銀行 | 30万円 |
イオン銀行 | 50万円 |
楽天銀行 | 50万円 |
審査に通りやすい金融機関まとめ
フクホーは、老舗の消費者金融で、キチンと貸金業登録された、安心して利用できる金融機関です。
フクホーは、ブラックでも借りられたという口コミの多い、審査に通りやすい消費者金融ですが、ケースによっては、もっと甘い審査の金融機関があります。
自営業主であれば、大手消費者金融の方がフクホーよりも借り入れできる可能性は高いですし、無収入の専業主婦(夫)の場合は、フクホーや大手消費者金融よりも、銀行の方が可能性有りといえます。
フクホーでは自営業主や無職の人に貸付を行いませんが、大手消費者金融の中には、自営業主向けの商品を特別に用意しているところもありますし、銀行のカードローンの中には、配偶者貸付に対応しているものがあります。
(⇒自営業に向けた特別プランとは?)
でも、一般の消費者にとっては、やはり、銀行や大手消費者金融よりも、フクホーの審査の方が格段に通りやすいといえます。
金利が高い分、審査基準が低くなっているためというのも理由のひとつですが、なによりもフクホーの審査は、貸付可能ギリギリの境界線を見極めるための、良い意味で泥臭い審査であることが、その主な理由です。
フクホーと同様、もしくは、場合によってはフクホーより審査に通りやすくなるであろう消費者金融には、アルコシステムや関東信販があります。これらも、ブラックでも借りられたという口コミの多い消費者金融です。(参考ページはこちら→意外と多いブラックOKな消費者金融)
クレオという消費者金融は、特に審査の甘い消費者金融として有名だったようですが、現在は廃業しているようです。廃業していても、ネット上の口コミは残っていますので、注意が必要です。ちなみに、クレオのサイトは、古いままですが、まだ残っているようです。

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